ヒーター修理?
(エアミックスダンパ)

 

 

いつからか
 ヒーターが効かなくなって…

 

2シーズン程わずかな温もりで
 耐えてたんだけど…

 

 限界が来ました。

 

冬、名古屋に行く時
  車内の寒いこと寒いこと…!

 

浜松でマジで耐え切れず
サービスエリアへ
  逃げ込む始末。

 

その後
リヤ・ヒーターの存在を思い出し
  なんとかなったけど…。

 

 

リヤ・ヒーターが効くのに
  暖かい空気が来ない…。

 

エアミックスダンパが
  ちゃんと動いてないんだろう…。

 

 

この
“エアミックスダンパ”は
その名の通り
  空気を混ぜる役割をするモノ。

 

 こんな感じですね。
 ブロアファンが回ると空気の流れが発生。
 エアコンを動かしているときはエバポレータで空気の熱・湿気を取ります。
その後
希望温度の吹き出しになるよう
 エアミックスダンパが動くワケです。

 

 

 

 クーラーの時は…

 

暖まった冷却水が通るヒーターコア側に
 空気を流しません。
 同時に、
エンジンルーム側から車内のヒーターコアに
暖まった冷却水が来ないように
 ヒーターバルブも閉じます。

 

 

 

 ヒーターの時は…

 

暖まった冷却水が通るヒーターコア側に
 空気を流します。
 同時に、
エンジンルーム側から車内のヒーターコアに
暖まった冷却水が流れ、暖められるように
 ヒーターバルブも開きます。

 

 

 中間温度の時は…

 

こんな感じ。
 ヒーターコア側に流す空気を適度に。
ヒーターコアに流れてくる冷却水の量も
 バルブの開き具合で適度にします。

 

 

 

 

自分の中では
こんな感じで
  ヒーターの効かない理由を考えてました。

 

 ただ、
  なぜそのダンパが動かないのか?

 

 コレは不明でした…。

 

 

実際には
2シーズン、何もやってなかったワケではなく
  ちょいちょいやってはいました。

 

 

エアミックスダンパを動かす
サーボ・モーターは
 ココにあります。

 

 

その①

 

オーディオの配線が
  邪魔をしているのではないか、と。

 

対策として
  プラ板を立て配線が干渉しないようにしました。

 

最初は
 なんとなくよくなったような気がしたけど…

 

 気のせいだったようです。

 

 

 

その②

 

 電気的な問題ではないか、と。

 

 すでに車齢は25歳オーバー。

 

各コネクタの
接触不良なんかも
  考えられるワケであります。

 

 とりあえず…

 

 エアコンのスイッチ周辺のコネクタ。

 

スイッチ裏の…

 こっち側のコネクタ。
 コレに接点復活剤をかけ…

配線側のコネクタにも。

 

 


 動かしてみると…

 

 結構動くようになりました!

 

 う~ん…。

 

電気的な問題も
  多少あるのかなぁ…。

 

 電気が弱い???

 

以前よりは動いたけど
  “改善”とまではいかず…。

 

 ム~…。

 

もしかして、もしかすると
  サーボモーターがダメ????

 

 

 

その③

 

 サーボモーターが原因かも…。

 

 コレはマズイ。

 

なぜなら
コイツを外すためには
パネル周りを
 “全バラ”位にしないと ならないから…。

 

とてもじゃないけど
一日でやりきれる自信など
  どこにもない…。
 (我が家はハチマル1台なので不動状態はあり得ません…。)

 

 

 でもやるしかない…

 

 

 覚悟を決めて(!?)スタート…。

 

 

 が、しかし…!

 

 『やっぱりムリだなぁ~…。』

 

 『なんか他に原因はないのかなぁ…。』

 


  フリーズ状態。

 

 

『そういえば、 ヒーターバルブ(ボンネット内)を
  動かそうとしたとき、 ビクともしなかったよなぁ…。』

 

 『そっちがダメなのか…???』

 

 

と試しに
リンクして動くようにしている
ワイヤーを外して
  エアコンを動かしてみました。

 

 

 冷房MAX位置。

 ココまで動いた。

 

 

 暖房MAX位置。

 

 

今までは
 こんな状態だったのが…

 

 

 こんな感じになったよーっ!!

 

 

何回かやっても
  全然問題なし!

 

つまり
サーボモーターは
  問題なし!

 よってバラさなくてもよし!!

 

ワイヤーを外した状態で
ヒーターバルブを動かしてみると
コレまた
  問題なくちゃんと動きます!

 

 そりゃそうだよなぁ…。

 

 バルブ位置はこんな感じ。

 

 

 

 原因はコイツ!

 

このワイヤーが固着しちゃって
 全く動かない!

 

 

ということで
  新品を調達です。

 

とりあえず
すぐにどうこう出来ないので
ヒーターバルブだけを
  “開”の位置にしておきました。

 

コレがまた
  結構暖かいことが判明。

冷房位置にしても
  結構暖かくなりました。

 

要するに
このワイヤーで
きちんとヒーターバルブを開閉してあげないと
  うまくいかないワケです。

 

 


  このワイヤー。

 

車内側は
 どこについてるかというと…

 

 グローブボックスの奥。

 ココ。

 こんな感じで。

 

 

 

とりあえず
そこそこ
バラしたので
  別な場所の修理をすることに。

 

 コレね。

 エアコンの吹き出し口。

 

 

軸部分が壊れて
  すぐに下を向いちゃうもんで…。

 

 コレは今までの処置。
 薄いスポンジを貼り付け、
 抵抗を与えて向きを保持してました。

 

 

 軸をネジの頭で。
向きを保持するために
 ゴム板を付けました。

こんな感じ。
まあ、引っ張れば外れちゃうけど、
向きを変えたり
 保持する役割は十分果たします。

 

 

 こっちも壊れていたので、
 同じような対処をしました。

 

 

 

 

 で、後日。

 

 新品ワイヤー到着。

 

 

 リンク部分を外し、
矢印部分で
ワイヤーを固定している部分(ハマってるだけ)を
 外します。

抜くワイヤーに
 新しいワイヤーを括り付け…

エンジンルーム側に
 引っ張り抜きます。

 

 

新しいワイヤーが
 同じくらい出てくるまで。

 

 

 

 先に車内側から固定。
 こちらは見えないので、悪戦苦闘。
 なかなかハマらないと思ってたら、
 スコッとハマりました。
 正直よくわからないけど、
 うまくやれば簡単にハマるようです。

 

 

 

 確認です。

 

 まず暖房。

 

 ヒーターバルブは“開”。

 

 

 次に冷房。

 

 ヒーターバルブは“閉”。

 

 

もちろん
  出てくる空気の温度もバッチリ!

 

 

 外したワイヤー。
 スライドは全くしてくれない状態でした…。

 

 

 いや~、
コレでようやく寒い車内から
 解放されます!!

 

寒がりなおいらとしては
ホントにありがたい!!

 

 よかった、よかった!

 

 

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