窓落ち…。
嫁さんから電話があった。
「ごめん、窓が落ちて閉まらなくなった…。
窓を持って上げようとしたら
なんかゴトンって音がしたよ。
とりあえずビニールは貼ったけど…」
とのこと。
でも、これは嫁さんが謝ることではないんだな〜。
だって…。
何回目かな?落ちたの…。(笑)
おいらの80は平成3年の車。
もう車齢は、13歳にもなる…(平成16年現在ね)
こうなると、ゴム関係の劣化はそれなりになってますね。
もちろん、ガラス・ラン(窓ガラスの周りにある黒いゴムのところね)も
例外ではありません。
夏はあったかいからいいけど、冬はてきめんです。
ゴムはすぐに硬くなるので…。
ということで、早めに帰宅し、早速修理です。
嫁さんが心配してたけど、
別に30分もかからずに終わる作業だからね〜。
ただガラスをはめるだけだし。
もうおいら自身、慣れたものだしね〜。
嫁さんの応急処置。こんなんなってました。 |
こんな感じで作業が進みます。
灰皿を外し、カバーを外します。 これはただはまっているだけです。 パワーウインドのスイッチの配線も 付いてくるのでコネクターを抜きます。 |
ノブのカバーを外します。外す時はノブを 引きながらずらして取ります。 |
肘掛けのカバーを外します。これも はまっているだけです。 |
次に、内装を留めているネジを外します。
肘掛けカバーを外すと2箇所見えます。 | 取っ手の部分。下からのぞけば見えます。 |
おいらは作業する時、いつも箱を使います。
最初の頃はパーツをポケットに入れてたんだけど、
作業が終わってから
「あれ?」
と気付くこともあったし…。
パーツはここに入れておけば一目瞭然!
「どこにおいたっけ?」
ということもなくなります。
ただ、注意しなければいけないことも…。
これをひっくり返したりすると、すべての部品が飛び散ります。(笑)
そのため、おいらは少し離したところにいつも置いています。
もちろん100円ショップグッズです! 結構重宝しますよ〜。 |
内張りが取れました。 |
このビニールは雨漏り防止になっています。
周囲は黒いゴムとボンドのあいのこみたいなヤツでくっついています。
これは汚さなければ何回もくっつく優れものです。
ビニールは破けないように、必要な部分だけ丁寧にはがします。
もし破けてしまったら、ガムテープで補修しておけばばっちりですけどね。
今回は下側+右側半分位まで外します。
「ゴトン」と落ちたものはこれ。 これはガラスがはまっていて、 レギュレータにはまっているガイドです。 (名前がわかりません…) |
イグニッション・スイッチを入れ、 パワーウインドのコネクターをはめ、 レギュレータが動くかを確認します。 |
フロントの運転席側の窓が落ちた時は、レギュレータが動きませんでした。
その時は、モータのギヤとの連結シャフトが折れていたんです…。
モータごとの交換だったので高くつきました。
今回は、いつものごとくレギュレータはきちんと動いたので問題ありません。
ガイドからガラスが外れただけなんですね。
これが落ちていたガイドです。 | オレンジの矢印の部分に レギュレータのローラが はまります。 青い部分にガラスがはまります。 |
ガラスはガイドに、ただはまっているだけです。
ガラスを下手にゆすると、この部分からガラスが外れてしまいます。
もし動かなくなった時には、
パワーウインドのスイッチと、
ガラスを上に引っ張る加減を調整しながらやれば
とりあえず上がるとは思います。
(モータ関連に異常がなければ…)
ローラがはまるガイドの部分が少し開いています。 |
今回、ガイドの部分をよく見ると若干開き気味だったので、少し締めました。
もちろん、そのあとはスムーズに動くかローラを通して確認します。
実際、真ん中の方は締めすぎて抵抗があったため、今度は開いて調整しました。
ローラがスライドする部分に グリスを塗ります。 |
これがレギュレータ側。 先に見えているのがローラ。 このローラにも結構ガタがあった けど今回はどうしょもない! |
今度はガラス周辺のガラス・ランの部分です。
これもどうしょもないので、溝をきれいにし、
シリコンスプレーを塗りたくります!笑
そんでもって、ガラスを手動で上下し、
なるべくスムーズに動くようにします。
どうしても、開閉の中間部でかなりの抵抗を感じます。
一番Rのきつくなっているところなんで…。
この青い部分がガラスの一番下の部分です。 |
シリコンスプレーのあとに注意すべきことがあります。
このガラス下部の処理です。
ここがガイドの部分にはまることになるんですけど、
この部分にシリコンスプレーがついたままだと
速攻でガラスが外れます。
ガイドの隙間の部分にゴムがはまっていて、
そこでガラスが留まっているだけ。
ここが滑ると、窓を開けようとしてレギュレータが下がると
滑ってしまってガラスが外れる…。
そうなるんですね。
初めてやった時はよく分からず、
完成後動作確認していた時に
速攻でガラスが外れて泣き入ったので…。(笑)
おいらはブレーキパーツクリーナを吹きかけて油分を飛ばします。
ガラスを拭いただけでは除去できないので…。
それからいよいよガラスをガイドにはめ込みます。
ガラスを一度下げて… | レギュレータも下げて、レギュレータの ローラにガイドを通します。 |
ガイドを下から支えて、ガラスを上から押し込んではめます。
割と力がいりますね。
あまりにもはまりにくい時は、
ガイドのゴムの部分に水をつけるといいと思います。
間違ってもシリコンスプレーはかけないように!
(しつこいって?!)
その後、パワーウインドを動かし動作確認をします。
問題なければ、逆の手順で組んでいけば完成です。
今回はドアにあるパワーウインドのコネクターを外し、
開かないようにしました。
だって、子供はすぐ触るから…。
はやいとこガラス・ランを換えないと…。
ねぇ…。