セカンド・シート 加工

 

 

 

我が家は5人家族。
今までは、チャイルド・シートが
あったけど、子供たちの成長は早く、
すでに不要なものに…。

 

セカンド・シートは
いわゆるベンチ・シート。

真ん中に座る人は
それなりに大変。

左右にゆれた時
 支えはないし…。

夜の移動になると
ほとんどが爆睡体制になるんだけど、
寄りかかるところがないので、
後ろの3人がせつなそうなんですよね〜。

 

みなさんご存知の通り、
80のセカンド・シートの真ん中は、
肘掛けと背もたれが兼用になっていて、
さらに座り心地を悪化させています…。

 

結構硬いんですよね、この肘掛けの背もたれ。

 

 

そこで!

 

セカンド・シートの
加工を考えました。
(そんな大それたものじゃないけど…)

 

 

使うものはこれ。

もらったシートだったか、
運転席のものだったか
忘れてしまいました…。
だって、3個あるんです…シート…。

 

 

使う部分は、
背もたれの部分だけなので、
早速ばらします。

後のカバーを取ります。 この両側のボルト、ナットを外せば完了です。

 

 

外れました。

 

 

とりあえず、置いてみます。

さすがにこのままでは使えないですね〜。笑

 

 

次はカバーを外します。

ヘッド・レストの差込口。
これは差込まれているだけなので、
引っこ抜きます。
背面から外します。
あちらこちらを針金で留めてあります。
この赤い部分も、カバーとスポンジ内の
金具とかしめてあります。
こんな感じでかしめてあります。 これがスポンジを支えている骨組みです。

 

 

置いてみるとこんな感じです。

骨組み。 スポンジ。

 

どのように加工するか、
まず条件を整えるために、
肘掛けを外します。

 

よくわからないので、
とりあえず、手探り状態で
考えられそうなところを
外していきます。

 

まずは、外しやすい内側から。

まずはこのカバーを外します。 肘掛けを支える金具を外します。

 

しかしながら、
片方だけ外しても
肘掛けは外れません。

 

外せそうなこのビスのみ外してみました。 カバーをめくると、ボルトがあったので、
それを外しました。
肘掛けは外れたのですが、
金具は外れず!
よく見たらカバーの中に
金具を留めるボルトが2本ありました。

 

知ってしまえば、
「な〜んだ…。」
って感じです。笑

 

 

両方外すとこんな感じです。

 

 

 

セカンド・シートで、
一番欲しいのは
横揺れ時のサポートなので、
サイド・サポートの部分。

 

いろんなイメージを拡げながら、
まずは、骨組みをカットします。

80のシートって大きすぎるんで…。

 

赤く塗った部分を切り取ります。 こんな感じになりました。

 

 

当然、スポンジもカットします。

サイド・サポートの部分で切ります。

 

このスポンジ、簡単に切れると
思っていたらとんでもない!
中にネットが張ってあって、
なかなか大変でした。
カッターでやってもラチがあかないので、
金のこの刃で切りました。
(この「金のこの刃」は結構重宝してます。)

 

 

サイド・サポートの骨組みに
スポンジをかぶせ、
セカンド・シートに置いてみました。

 

座ってみると…

 

サイド・サポートが厚すぎて
真ん中も、両サイドも
かなり窮屈になってしまうぅぅぅ…!

 

そんな感じで悩んでいたのですが…

 

「お?」

 

試しに、背もたれの真ん中だけ
置いてみるといい感じ!

 

このスポンジの部分は、
両側にある、もともとの背もたれより、
ほんのちょっとだけ、へこんだ感じになり、
横へのズレをサポートしてくれます。

また、スポンジになることにより、
背中と背もたれのズレも
今までより確実に少なくなりました。

 

 

ということで、コイツのみ
使うことにしました。

これが背もたれの真ん中。

 

問題は“置き方”でした。

案@。一番下に合わせた場合。
多少、一番下の部分が前に出っ張ります。
(肘掛けの下の部分があるため。)
案A。肘掛けの下の部分に合わせていく。
(つまり、スポンジの下の部分をカットする)

 

 

とりあえず、現状としては、
まだ乗り心地等が
まったくわからないので、
カットは見送り、
現状のままのスポンジを
使うことにしました。

様子をみて、必要なら
カットすればいいですからね。

 

 

そのままでは厚くなってしまうので、
背もたれ背面の部分(赤い部分)はカットしました。
ヘッド・レスト用の金具もつけます。

 

しかし、ヘッド・レストの金具は、
留めるところがないままでは、
下に落ちてしまいます。

最終的には、
ヘッド・レストが入り、
その部分がストッパの
役目をするのですが…。

 

ということで、
タイ・ラップを使用しました。

 

スポンジの下のネットのさらに下を通します。
このネットは割りと頑丈に出来ていて、
ニッパーで切った位のものです。
こうすれば落ちることはありません。
こういう感じで留めました。

 

 

次はスポンジにカバーをつけます。

 

位置決めになる、
ヘッドレストの差込口からつけます。

左がヘッドレストの高さ調整用
ボタン(?)がある方です。
ヘッドレストの高さ調整ボタンは
外側に向くようにつけます。

 

 

この位置決めの状態から
それぞれカバーを付けていきます。

カバー内の針金と、
スポンジ内のネットを
タイラップで固定します。
赤い部分にも針金が通っているため、
スポンジとカバーの針金を
タイラップで締めます。
ここをきちんとまとめておかないと、
カバーがスポンジと離れてしまいます。
これが一段下の部分。
ここのスポンジ内の針金はフレームと
一体になっていたため
むしり取ってしまいました。
そのため、スポンジ内のネットの部分で
カバー内の針金を押さえます。

 

 

最後は余分な両サイドの部分です。

 

赤矢印の部分は、すべてタイラップで留めました。
今後、下の部分をカットするかもしれないので、
その時にやりやすいように。
黄矢印の部分は離れているため、
銅線で渡しました。
青矢印の部分は、見える部分だし、
折込が必要だったため、縫いました。
縫った部分です。
なるべく自然な感じに見えるように
仕上げたつもりです。笑

 

 

完成です。 正面から見たところ。 横から見たところ。

 

 

とりあえず、座った感じはいい感じです。

ベッドを作るとき、シートを前に倒す時には
コイツを外すだけです。

 

 

いままでした“いたずら”の中で、
家族に一番喜ばれたかも!?

 

 

 

 

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