シフトロック・コントロール・コンピューター修理

 

 

 

我が家のハチマルの
シフトレバーが動かなくなったのは

  いつの頃だろう…。

 

仕事中に嫁さんから電話があり

 「シフトレバーが動かないんだけど…??」

 と。

 

 「思いっきりブレーキ踏んでみたら?」

 と回答。

 

その後は連絡がなかったので
帰宅後確認すると

 「ブレーキ踏んでもダメだったんで解除ボタン押したよ~。」

 と。

 

その後
しばらくは
何かの拍子で
シフトレバーが通常動作したりしてたんだけど

  ある時から全く動かなくなりました。

 

丁度その頃
HIDのライトスイッチ入れると
i-Podの電源が落ちたりするようになったりと
原因不明の事象が起きていて
  頭を抱えていたワケであります。

 

そんなこともあって

『おかしな電気が回り込んでるのかなぁ…?????????』

 な~んて思ったりもしてたワケです。

 

 

その周辺のモロモロが解決してきたので
シフトレバーが動かないのは
 その系統が原因な感じがしてきて…

 

重い腰を上げ
(笑)

マニュアルに従って
  シフト関係のチェックをすることにしました。

 

色々付けちゃってるので
 シフト周辺を外すのが大変なんで…

 

 

いろんなコネクタの
通電を当たらなければならないので
 一通りバラしました。

 

シフトロック・コントロール・コンピュータの点検時
電圧が出ていなければならないコネクタに
  全く電圧が出ていない状況が確認できました。

 

 『こりゃあ、完全にコンピューターがおかしいなぁ…?』

 

シフトロック・コントロール・コンピュータを外してみると
  なんだかケースを開けられそうです。

 

ということで
ケースを開けて
  基板を出してみました。

 

 

 すると…!!!!

 

 基板が黒焦げ???になってました…。

 

 

 正直、かなりビックリな状態です!

 

見たくない現実から目を背けたい気持ちもありながらも
  現状を把握しないことには…!!!

 

 

  で、さらにビックリを発見…………………………。

 

 

トランジスタのベース部分が
焼け(?)折れてますぅぅぅぅぅぅうううううう!!!!!!

 

 

 『こりゃあダメだ…………………………………………。』

 

 

 

このコンデンサ(赤矢印)が液漏れして、
回路がショートして焼け焦げたのではないか?
と…。

 

 

 

調べてみると
古いアンプなんかを使って
こだわりの音を探しているオーディオ・マニアの人達なんかでは
  やはりこのコンデンサはネックになってるようです。

 あとはリレーも。

 

 『なるほどねぇ…。』

 

似たような経験をしている方々がいて
それを見られるようなこのネット環境は
 ホントにありがたいものです。

 

 

とりあえずは
今できることだけをやって
  戻すしかありません。

 

幸いにも
キー・インターロックは正常に動いているので
  このコンピュータが完全に壊れているワケではなさそうです。

 

 

とりあえず、
焦げてた部分をキレイに取り除きました。

 

 

 

その後は
ベースが折れてしまったトランジスタの型番を控え
  液漏れしたコンデンサの容量・電圧を控えて復旧です。

 

 

 さて。

 

今後のやり方としては

 

シフトロック・コントロール・コンピュータを購入する。

中古品のコンピュータを入手する。

基板を直す。

 

の3つが考えられます。

 

 どれにしようか?

とも考えたけど
  全て同時に進行することに。

 

なぜなら、
①の新品購入について
 かなりの不安があったからで…

 

 

その予感は的中。

 

 

メーカーに聞いてもらったところ

「生産中止です。」

 との回答。

 

 やっぱりね~。

 

ということで
  残りの2つを実行。

 

②の中古については、
手が出せる範囲のシフトは中期のものしかなく
  ダメ元で入手。

 

③については
  ネットで型番を検索。

 

トランジスタの表記は

「C2003 L213B」

 

色々調べたところ、「C2003」というのが
型番らしく
  同型はすでに廃盤。

 

で、代替え器として出ている

NEC 2SA954」

 を購入(40円)。

 

コンデンサは

「16v 220μF」

 を購入(30円)。

 

 

頼みの綱である
マルツ電波にも店頭には並んでなかったので
 コレもネット通販で探しました。

 

 部品がバカ安なのに
 送料は500円位だったかなぁ?

 

 

そんなこんなで
いろんなモノがそろったので
 検証に入ります。

 

 

 

まずは
 ②の中期のコンピュータから。

 

もう大きさから違ってます。

中の基板の具合も違います。

 

 

 

初期型が赤印で、中期型が黄緑印です。

このコネクタは同じ。

このコネクタも同じ。

このコネクタは形状が違います。

でも、線の色は同じなんですね~。

で、
基板の感じを見てみると…

基板に入っているコネクタへの
 ケーブルの配列は同じでした。

 

 

マニュアルを見ても
ケーブルの色は同じなんで
 役割的には同じなのかな~、って思ったり。

 

正直
 使ってみようかとも考えたのですが…

 

 残念なことに…

 

この中期型のコンピュータも
 コンデンサの液漏れにやられちゃってたんですね~。

 

 

こうなると
同じような感じで
困ってる人って
 結構いるんじゃないかな~、と。

 

とりあえず
コイツは
 今後のためのストックとすることにします。

 

 

 

 

ということで
結果的に
 ③の基板修理と相成りました。

 

 

 

今回は
対象がハッキリしているので
 必要最低限の取り外しで済みます。

 

こんな具合にバラし、

コイツを取り外すのみ。

 

 

 ココで苦労したことが…!

 

シフトロック・コントロール・コンピュータに付いてる
 コネクタの取り外し。

 

どこから分離するのか
 イマイチ分かりづらいのがあったので…

 

 

それぞれのコネクタの外れた状態を
 メモとして写真に残しときます。

 

 

 

 

早速
 トランジスタとコンデンサを付け替えます。

 

⇒   

 

 

でもって
基板裏の回路状態を
 さらにキレイにしました。

 

 

 

 

その後
基板の回路状態が
ヤバそうなトコは
テスターで
 全部導通の確認をしました。

 

 

もし断線してれば
 この段階で繋いでおかないとならないので…

 

結果的には
 断線は全くなかったんですけどね。

 

 

 

後は
 コンピュータを戻すだけ。

 

ちゃんと動いてくれるかドキドキしながら…。

 

 

 

 

 いろんな配線をしてあるので、
線を押さえていそうな部分はカットして
 逃がしを作りました。

 

 

 

 復旧完了。

 

 

 

 

 で、
 シフトを動かしてみると…

 

 

今まで通り
普通にPレンジから
 動くようになりました~!!

 

いや~
 よかった、よかった!!!!

 

 

 

 

 

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