フロント・ブレーキ16インチ化

 

 

 

きっかけは
 “80FREAKS”でした。

 

現在、その掲示板が見れないため
誰だったかはわからなくなってしまいましたが
前期の15インチ・ディスクを
中期・後期の16インチ・ディスクに
 交換した方がいたんです!

 

 

 交換するものは以下のもの。

@

16インチ・ディスク

A

16インチ・ディスク用のキャリパー

B

16インチ・ディスク用のバック・プレート

 

で、その方は
キャリパーのセンターが
少しオフセットするため
ワッシャーを入れて
 キャリパーを固定したとのこと。

 

 

平成3年の初期型のおいらは
 もう、これで俄然やる気が出ちゃったわけです!

最初は
 『ホーシングごと移設しないとムリなんじゃないか』
 と思ってたんで。

 

 

 で。

 

何回か、持ってかれてしまいましたが
 ようやくオークションでゲット!

 しかも、必要なもの3点のセットもの!!
 (まあ、ディスクは結構削れてる状態でしたが。)

フロントのブレーキ・パッド代
+α程度の金額だったので
 ホントにラッキーでした。

 

『 まあ、ディスクはその内新品を買うしかないかなぁ…。』

と、諦めていたときに
  更なる吉報がっ!!!!

 

 

“80FREAKS”の全国ミーティングの際
各自持ち寄りのオークションがあり
やたらに持っていっても荷物になるだけなので
 ネット上で希望者がいた場合に持ち寄る、
 という話しがあったのです。

 

 そこに…

 

「16インチのディスクの中古があるよ〜。」

という書込みが
  “あなちん”さんからあったんですっ!!

 

  もちろん、即希望っス!!

 

ただ、おいら自身は全国ミーティングには行けなかった為
 その旨を話したところ、
『自宅に保管しておいてくれる』という
 メチャクチャありがたいお言葉を戴いちゃった次第です。

 

 しかも、こちらの準備が出来るまで
待っていてもらったり
信じられないくらいの好条件にもしてもらい
ホントにホントに
 うれしい、ありがたいお話しでした。

 

  あなちんさん、本当にありがとうございました!!

 

 

 

そんなこんなで
準備は出来たけど
実行するに当たって
 まだ必要なものが…。

 

で、コイツも
 “80FREAKS”のメンテナンスBBSで
 いいものを教えてもらいました。
(
2009/11/13(Fri) 21:19:43  [No.34115]参照で!)

 canadianさん、ま〜さん、キャンパーさん、
 めんたろうさん、umenobuさん、らすぼ〜さん、
 いろいろありがとうございました!

 

いわゆるハブ・ナットを
 廻す工具が必要になるんですね…。

 

 

 で、仕入れたのは“4×4 JAPAN”のもの。

 

@が4×4 JAPANで購入した
 ハブ・ナット用の54mmソケット。

Aがコーン・ワッシャを外すのに使った
 アルミ材料(家にあった使えそうなヤツ)。
 ブラスバーの代わり。

 

 

 ラストがトルク・レンチ。

 

ナットの締め込みには
トルク値により
 2種類のトルク・レンチが必要。

 

強く締めるタイプは
 りょうすけ君から貸してもらいました。
 (ありがとうね、りょうすけ君!)

 

弱く締めるタイプは
 こんなモノを入手。

 

弱い締め付けタイプなため、トルク・レンチ自体が小さい!
正直びっくりしました。

 

 

トルク・レンチのソケットをはめ込む頭(四角い部分)が
いろんな種類になるため
 変換ソケット(ソケットアダプター?)も準備しました。

 

 

 あとは“休み”を待つのみ。

 

 

そして
 ようやく決行日決定!

 

 

注!:以下の内容部分は私個人の感じたポイントをまとめてあるだけです。
    重要機関部分のことなので、詳細はマニュアル(修理書)を参照して下さい。
    省略部分が結構ありますので…。

 

 

 

お世話になった15インチ・ディスクにさよならです。

 

ちなみに
ココで使っている
フロア・ジャッキとウマは
 あきら君からの借り物。

 

おいらの四駆ライフは
みなみなさまによって
 支えられているワケであります。

 (あきら君、ありがとう!)

 

矢印の先に見えるボルトにはまっている
 コーン・ワッシャを外します。

 

 

 しかし…!

 

こういうワッシャは初めてのご対面なので
 叩く加減がわからず大苦戦!

 

最初は
ナットをボルトのツラまで外して
 直接ハンマーで叩いてました。

 

なかなか外れないため
 いつのまにやら力が強くなっていき…

 

 ボルトの頭を少し潰してしまいました。
(ナットが固くなってたから…。泣)

 

 

その後は
ブラスバーの代わりに
上の画像にあるアルミ材をあてがって
 叩きました。

(横の辺りを叩く、という話しも聞いてましたが
 今回は初体験なため、マニュアル通りにやりました。)

 

 

1個外れると、なんとなく感じが掴め
 その後はまあ、ぼちぼち外すことが出来ました。

 

 その後、スナップリングを外します。

 

 

で、次は
 アジャスティングナットを外します。

 

 ナットの緩み防止のロックワッシャのツメを起こし、
矢印のロック・ナット、奥にある同じ大きさの
 アジャスティングナットを外します。

 

 

外すとき締め加減を見てみましたが
 なかなか緩くてびっくり。

まあ、締め過ぎちゃうと
 ベアリングが焼き付いちゃうのでねぇ…。

 

 

 コイツらを全部外して…

 

 アクスル・ハブ&ディスクまで外れました。

 

 

 次に、このバックプレートを外します。
ディスクが大きくなるので
コイツも交換です。

 こんな感じで。

 

 

 

 

スピンドル部分のグリスを一掃。

 

 

バックプレートも
 16インチ用に換えました。

 

 

次は
ディスクを交換するために
 アクスル・ハブから外します。

 

外した状態で
ボルトを緩めようとしたけど
全く歯が立たなかったので
 万力に挟んで外しました。
(マニュアルでそうなってました。)

 

 ハブのセンターにはベアリングが入っているため、
ゴミの進入を防ぐため
 両側からウエスを突っ込んであります。

 

 

 

アクスル・ハブが外れました。
もちろん、落とさないようにしながら外しました。
(鉄なので結構重いんです。笑)

 

 

 

 

左が15インチ。右が16インチ。

 

 

ハブに16インチ・ディスクを組み付け
 逆の手順で組んでいきます。

 

マニュアルによると

@

スピンドル部分にグリスを薄く塗布する。

A

ナックルスピンドルにアクスルハブを取り付ける。

B

アウターベアリングとクローワッシャを取り付ける。


となっています。

 

ちなみに、おいらは
余分にグリスを塗りたくってしまったため
 1回やり直しました。

やっぱりきちんとマニュアルを
 読んでやらんといかんですなぁ。

 

 

で。

 

いよいよ、おいら的にビビリまくっている
 作業に入ります。

 

 アジャスティングナットの締め付けです。

 

コイツは締め過ぎると
ベアリングが焼き付いて
 エライことになってしまうので…。

 

 手順としては…

 

@

アジャスティングナットを規定トルクで締め付ける。

 600kg・cm ≒ 58.84N・m = 6kg・m

A

ハブを2〜3回往復回転させてベアリングの落ち着きを確認する。

B

再度、アジャスティングナットを締め付ける。

 600kg・cm ≒ 58.84N・m = 6kg・m

C

ナットを指で回る程度までゆるめる。

D

再度、アジャスティングナットを締め付ける。

 55kg・cm ≒ 5.39N・m = 0.55kg・m

E

ハブボルトにバネばかりをかけ、プレロードを測定する。

 基準値 2.8〜5.7kg

※おいらはこのEはやってません…。汗

F

新品のロックワッシャーとロックナットを取り付ける。

G

ロックナットを締め付ける。

 650kg・cm ≒ 63.74N・m = 6.5kg・m

ハブが軽く回ることおよびベアリングにガタのないことを確認する。

H

再度、プレロードを測定し、基準値内にあることを確認する。

 基準値 2.8〜5.7kg

※おいらはこのHもやってません…。汗

I

ロックワッシャーのツメを内側および外側に折り曲げて、

アジャスティングナット、ロックナットをロックする。

 

 ということでした。

 

トルクの単位は
今はN・mになりましたが
それ以前はkg・cmやkg・mだったので
 換算してやりました。
( マニュアルはkg・cmでした。)

 

 

 が…!

 

ビビっていたおいらは
 多少緩めにしちゃいました。

『焼き付くよりは、緩んだ方がいいだろう。また締めればいいんだから…。』

また、失敗として
ロックワッシャーのツメを
 ロックナットを“入れる前”に
 内側に折り曲げたこともあります。

 

 結果、ここでも多少緩んだかもしれません。

 

 

要するに、
マニュアルを読んだつもりが
 きちんと読んでなかった訳です、ハイ。

 

 ダメダメですね〜、こんなんじゃあ。

 

 

 

次に
 16インチ用のキャリパーをつけます。

 

キャリパーの芯と
ディスクの芯がずれるというので
 見てみました。

 

こっちの隙間と、

こっちの隙間を見てみると、

同じくらいで、ほぼセンターに位置してました。

 

 

『お〜!問題なくいけるじゃんか!!』

 

 と喜び、反対側の取り付け。

 

 

こっちの隙間と、

こっちの隙間…。

 

 ちょっと右側の隙間の方が大きいっ…!

 

『 あれ?』

 

 なんで違うのかわかりませんが…。

 

でもまあ、ピストンの径が同じなら
圧力は同じなので
コレくらいなら問題ないだろうということで
 そのままにしました。

 

ピストン径は、みんな同じでした。

 

 

 

次に
 ブレーキパッドを組み付けます。

 

ここで、またしても
 おかしな点を発見。

 

キャリパーを留めるピン(ウイズホールピン)を
クリップで留めるんだけど
クリップ用の穴が出てこなくて
 クリップが入れられない!

 

外してみてみると
 ピンの長さは同じ。

 

 ってことは…。

 

 

 キャリパーの大きさを確認します。

 

 まずは左側。

 

大体8mmほど。

内側までの幅は、大体90mm。
矢印部分に注目!

 

 

でもって右側。

 

大体15mmほど。

内側までの幅は、大体85mm。
 左側の矢印部分の形が違います…。

 

 

『むむむぅ〜…。』

 

 

まさか、キャリパーの
 大きさ、形が違うとはっ!

 

思ってもいなかったことと
きちんと確認しなかった自分に
 ショック…!!

 

 

正直、悩みましたが
今更どうしようもないので
 このまま組み付けることにしました。

 

ただ、いくらパッドが
板バネで抑えられてるとは言え
クリップなしでいるのは恐い…。


そのため
ピンの頭の内側を少し削り
穴が出てくるようにし
 クリップをなんとか入れました。

@がクリップをなんとか入れた穴。

Aの部分は幅が広過ぎた為、
 少し拡げながらやや強引に入れました。

 

 

 

 

 左側の組み上がり。

 右側の組み上がり。

 

 

 

 

最後は
 ブレーキのエア抜きです。

 

基本的には
すべての作業は
おいら一人でやっているため
 一人で出来る方法をいろいろ調べてみると…

 

世の中には
アイデアをお持ちの方々が
 いっぱいいっぱいいるワケで…。

 

 

一番安上がりで
 お手軽方法を選びました。

 

ホームセンターで売っている
 ビニールホースを使ってやるそうです。

 

 

 こんな感じで。

 

 

ビニールホースに縦目に
切れ込みを入れ、
ビスでフタをします。

 

すると…
ブレーキペダルを踏んだときには
切れ目が広がり、
フルードが出てきます。

 

で、ブレーキペダルを放すと
切れ目がふさがり、
出たフルードが
入り込まないワケです。

 

 

ブレーキペダルを
 踏んだ時は開き、
 放したときには閉じる、
 片側通行。
 いわゆるワンウェイ・バルブになるんですね。

 

切れ目の弾性がなくなったら
その部分をカットして
 新しく切れ目を入れる…

 という具合に使うそうです。

 

 これまた素晴らしいアイデアですよね〜。

 感心しちゃいました。
 (オールドタイマー誌に載っていたそうです。)

 

 

いい入れ物がなかったので、洗面器を使いました。
これは、外したときに抜けてきたフルードの“受け”に使ったものです。

 

 

 

 ようやく完成です。

 

転がっているのが、
今まで世話になった
 15インチ・ディスク用のキャリパーです。

 

 

 

中古のディスクと
中古のパッドの組み合わせなので
アタリが出るまで少し時間がかかりましたが
 ブレーキが効くこと効くこと!

 

 コイツはいいですね〜。

 

でもまあ、
15インチに乗ったことのある人にしか
 わからないと思うけど…。

 

 

実際は
これで作業は終了なんですが
しばらくして
再度、アジャスティングナットを
 締め直しました。

 

ビビって締めてたので
 やっぱり緩んできてました。

 

 

まあ、一度やったので
 今度はバッチリでしたが。
(ホントか?)

 

コレでハブの緩みも
 対応できるようになった…でしょう!

 

 

 “何事も経験!”
 ということで。

 

 

 

とはいうものの
“リスク”はかなり大きいので
 自己責任がついて回りますが。

 

常に
“おかしな点はないか?”
と、意識しながら
 乗らないとですからね。

 

 

 

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