オルタネータ ブラシ交換
ある時から、
エンジンを始動すると
「キーキーキー…」
と音が出始めました。
ベルトが滑っているような音ではなく、
金属がこすれあっているような高い音。
最初は、
「またパワステ、エアコン用のベルトのテンショナー用のプーリーがダメになったのか…」
と思いました。
ここは以前、ダメになったところ。
「それにしても、ダメになるのが早いなぁ」
なんて思いながら、
軸の部分に潤滑剤を噴きました。
しかし、音が消えません。
つまり、ここではなかったのです。
調べようにも、ボンネットを開けて
どこか探ろうとすると
音が消えてしまうのです。
そんな状態でしばらく過ごしました。
久しぶりにダストストームに行ったとき、
帰り際に音が出ました。
その時はだいぶ長い間、音が出ていて、
篠原さんが調べてくれました。
「場所ははっきりしないけど、
運転席側から聞こえるよ。
オルタネータかなぁ。」
ん〜。
オルタネーターかぁ…。
というのもおいらが乗る車は
全ての車と言っていいくらい、
オルタネーターがトラブっているのです。
(ブラシがなくなり、スリップリングも削れている…)
ず〜っと前に、
一度インジケータ・ランプがついたことがあって、
「またかよ〜!」と思いながら、
その時に、ブラシ・ホルダを買っていたのです。
その後、何もなかったので
そのままにしてあったのですが…。
そんなこともあり、
今回オルタネータを外し、
様子を見ながら
ブラシを交換してみることにしました。
まずはバッテリ端子のマイナスを
2つとも外します。
コレは絶対に外さないといけません。
オルタネータにもバッテリへの端子が繋がってますので…。
電装系を触る時に
バッテリのマイナスを外すのは
基本です。
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| 赤い部分に見えるのがオルタネータです。 手前に見えるのがエアコンのコンプレッサーです。 |
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上の画像は、エンジンルームを
上から見ているものですが、
とてもオルタネータが出てくる
スペースはありません。
また、オルタネータを留めているボルトも
確実に下にあります。
ということで、アンダーカバーを外します。
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| 赤い部分のカバーを外します。 |
次に、オルタネータに接続されている
端子を外します。
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| 黄矢印がカプラー。赤矢印がB端子。 |
しかし、実際にはカプラーの方が
全く外れず、最終的に外れたのは
オルタネータが、かなり
フリーになってからでした。
(狭くて手に力を入れられなかった…。)
次はベルトをプーリーから外します。
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| オルタネータにはベルトが2本かかっていました。 |
ベルトに正しい張りを持たせるために
テンショナーがあります。
このベルトの場合、
オルタネータの位置を
動かすことにより、
ベルトに張りを持たせています。
まずはそのテンショナーを緩めます。
まずはじめに、
テンショナー固定用ボルトを緩めます。
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| コレは上から覗いた状態。 矢印のところにあるのですが、 見えません…。 |
ラチェットのエクステンション・バーを つけたところです。 この先にボルトがあります。 |
コレはデジカメをもぐりこませて撮ったもの。 赤矢印のボルトがテンショナー固定ボルト。 黄矢印の長ボルトが張りを持たせるために オルタネータを動かすボルトです。 |
緩めようとしたものの、
みごとに固まっていて動きません。
ここで慌てて、頭をナメてしまっては
とんでもないことになります。
無理をせず、確実に緩められる工具に変更です。
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| ということで、大きいソケットのものに変えて緩めました。 |
次にベルトを張るために
オルタネータを動かす調整用の
長ボルトを外します。
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| 赤矢印のボルトです。 | 外すとこんな感じ。 |
次にベルトを外します。
おいらは始め、調整用の長ボルトのみ
外してベルトを外しにかかりました。
ベルトを送りながら、
オルタネータのプーリーを
回していきながら
外しました。
しかしながら、
組み付ける時は
めちゃくちゃ簡単で、
普通にはまったのです。
理由は簡単!
このとき、テンション固定用の
ボルト一式を外しておけば、
簡単にベルトの取り外しが出来たのです。
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| 赤矢印のボルトと、長ボルトのナット役に なっている四角い部分も外します。 オルタネータを外す際、必ず外さなければならないし、 |
次は、オルタネータ固定用のボルトを外します。
これは下に潜らないと外せません。
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| 青の部分がオルタネータのステー。 赤の部分がオルタネータ。 水色矢印のところに固定用の長ボルトがあります。 |
この辺りになると、
最初に外れなかったカプラーを
外すことが出来ます。
(手を入れる隙間が大きくなるはずですから…)
いよいよオルタネータを外します。
ただ、固定用ボルトを抜いただけでは
外れません。
ちょうど、ステーについているカラーが
少し出っ張っているらしく、
バールなどで軽くこじってあげないと
外れないのです。
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| 緑の部分がバールです。 矢印の方向に動かしテコを使います。 |
あくまでも、慎重に、
丁寧に、徐々に力を加えてください。
闇雲にやれば、
壊れてしまうかもしれませんから…。
これでオルタネータを固定していたものは
一切なくなりました。
後はオルタネータを抜くだけです。
ところが…
これがなかなか外れない…
「ホントに抜けんのか????」
と思いました。笑
いろいろやったのですが、
うまく抜けないので、
邪魔になっているベルトを
緩めることにしました。
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| 緩めたベルトは黄緑のベルトです。 これを緩めるために@のボルトをゆるめ、 Aのボルトを緩めます。 画像ではすでに写っていませんが @のボルトがテンショナー用のプーリーを 留めているのでコレを外せばベルトは緩みます。 |
再度、下にもぐって、
オルタネータの向きを変えながら
ようやく抜くことが出来ました。
ちょっとした『智恵の輪』って感じかな?笑
ただ、真下には抜けませんでした。
ステアリング・ダンパーがあったりするので、
真下に抜けてから、
助手席側の方へ移動して抜きます。
いよいよ、ブラシ・ホルダの交換です。
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| 早速、ブラシ交換のためにカバーを外します。 赤矢印のボルトを抜きます。 |
しかし、カバーが外れません。
唯一怪しいところはB端子のところです。
このナット(黄矢印)をかなり緩め、
下のブラスチックの部分を水色矢印の方に引っ張って
カバーをフリーにしてあげると外れました。
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| 赤の部分がブラシ・ホルダです。 |
ただ、思ったほどブラシも減ってなく、
スリップリングの段差も
予想外に少なかったです。
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| ブラシ・ホルダを外すと、 これだけブラシが飛び出てきました。 |
ブラシ・ホルダを外すと、
オルタネータの軸も見えます。
「キーキー音」は
ベアリングかもしれないので、
軸周辺に潤滑剤を
たっぷりかけておきました。
今回用意したブラシ・ホルダとの比較です。
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| ブラシはそれなりに減ってますね。赤い部分はゴムで出来ていました。防水対策でしょうか。 | |
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| 何らかの原因で、ブラシ・ホルダ自体が改善されたようです。 | |
ブラシ・ホルダを組み付ける時、
スリップ・リングの段差で
引っ掛かってしまいました。
ブラシはスプリングに押されて
飛び出るようになっているため、
下のスリップ・リングに行く際に
引っ掛かってしまいます。
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| 赤い線のような板を間にかませて ブラシを入れるようにします。 |
下まで入ったら、 赤の板を抜き取れば… |
ブラシは、きちんと スリップ・リングに押し付けられます。 |
なにか板を探す余裕もなく、
(雨が降り出していて焦っていたんですね〜。)
こんなものを使いました。
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| ブラシ・ホルダが入っていた 箱を切って使いました。 |
後は逆の手順で組んでいくだけです。
大変だったのは
オルタネータ固定用の
ボルト穴の合わせでした。
外す時もバールを使ったくらいなので…
ステーに対し、真っ直ぐに
少しずつ押し込むように入れました。
あと、悩んだのが
ベルトを張るためにオルタネータ位置を
調整する長ボルトのナット部分でした。
固定用ボルトに対し、
「上」か「下」かわからなくて…。
笑
両方で仮付けしたときの
長ボルトの傾き方で
確認しました。
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| 水色矢印のボルトが位置調整の長ボルト。 赤矢印が固定用ボルト。 黄矢印のところが「上」か「下」か悩んだもの。 結果、「下」でした。 |
画像を整理して、
初めてわかったのですが、
デジカメをもぐりこませた時に
ちゃんと写ってたんですよね。
「下」が合っててよかった〜!
抜く時は、あれほど苦労したのに、
入れる時は、とっても
スムーズに行ったときには
思わず笑っちゃいました。
「あの苦労はなんだったんだ〜!」
って感じでした。
笑
その後、「キーキー音」は
なくなりました。
しばらくして、潤滑剤が
切れた頃に再発すれば、
発生源は軸のベアリングだと
はっきりします。
それまで様子を見ることにします!