リヤ ブレーキ・キャリパー オーバーホール
以前、キャリパーが固着して
エライ目にあったことがあります…。
嫁さんの実家に向かっている時でした。
『 なんとなく…ブレーキが…おかしい…のかな…!?』
みたいな感じがあって、
通り道にあった
スタンドに寄って燃料を入れ
スタンドのアンちゃんの誘導で
発進…
ノロノロっと走らせ
幹線道路への合流待ちで
止まろうとして
ブレーキを踏むと…
「 スコンッ!!!」
とブレーキ・ペダルが底付き状態にっ!!
『 ・・・・・・・・・・・ッッ!!!!』
いや〜、マジでコレは焦りました。
スタンドのアンちゃんを轢く寸前…!
大慌てで
ブレーキ・ペダルを
連打ならぬ連踏み!!!!
何回かやったところ
ブレーキがなんとか効いたんで
ぎりぎりセーフ…。
いわゆる
“ベーパー・ロック現象”ってヤツですね。
(初体験でっす…。泣)
ブレーキ・フルード(オイル)内に
熱で気泡ができ、
ペダルの力が
ブレーキ・キャリパーに全く伝わらない状態…。
とてもこんなんじゃあ
嫁さんの実家までは行けませんっ!!
(この時点で静岡市の丸子…。)
すぐに
ダストストームの篠原さんに
連絡を取り
進路をダストストームへ!
で、オーバーホールをやってもらいました。
作業するのに
ホイールと
キャリパーを外したんだけど
あまりの熱さに
軍手してる篠原さんが
キャリパーを
まともに持てなかったんですよね、
その時…。
もちろん
ブレーキ・パッドも
皮一枚程度しか残ってなく…!
なんとか
ディスクは無事でした。
この熱は、
キャリパーのピストンが固着して戻れず
ブレーキ・パッドが
ず〜〜〜〜〜っと
ディスクに当たっていたため
(いわゆるブレーキが効きっ放し状態…。)
熱が出っ放し…
というものだったのです…。
そんな恐ろしいことがあったんだけど
その時は
片側のみのオーバーホール。
反対側も不安だったため
オーバーホールをやりました。
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マニュアルを準備してね…。 |
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※ここから先は |
まずは
マスターシリンダーの蓋を外し
ビニールを被せます。
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こうして密閉することで
ブレーキ・フルードの流れ出しを
緩やかに出来る…
とどこかに書いてありました。
さすがに
止める、まではいきませんが…。
その後
キャリパーを外しました。
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この状態で
ピストンに木板をあて
ブレーキ・ホースの接続場所へ
エアーを入れ込みます。
すると…
「バンッ!!」
と、もの凄い勢いで
ピストンが飛び出します。
ただ、このやり方…
マジで危ないです。
絶対に
ピストンが飛び出しきらない位置まで
木板を重ねておくことが
とっても重要です。
もし、ピストンが抜けきって
どこかへすっ飛んでいった場合
恐ろしいことになるでしょう…。
そうならなかったとしても
当たった部分のキャリパーが
損傷する可能性が大です…!
指なんか挟もうものなら
病院送りは
まず間違いないでしょう…。
で、抜けたピストンを見ると…
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赤い部分がフルード内に浸っているところ。 |
このサビはひどいです…。 |
こんな状態で
よくエアを入れただけで
抜けたもんだ…。
ホントに固着していると
エアを入れても全く動かず
抜くのにドエライ苦労します…。
キャリパーのシリンダー内も
見てみます。
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なんだか、結構汚いんだけど…。 |
抜いたときに入り込んだのか、 |
ウエスでふき取ってみると…
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シリンダー内にサビはありませんでした。 |
黄印のピストンシール(ゴム)を境に、 |
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ピストンシールをめくってみると、 |
残念ながら
ピストンシールがはまる溝部分には
多少のサビがありました…。
とりあえず
ワイヤーブラシで磨いてみました。
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その際、赤矢印側は傷つけないように。 |
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コレが磨く前。 |
コレが磨いた後。 |
さすがに全てのサビを取るのは
不可能でございます…。
っていうか
気持ち程度にしか
取れてません…。
泣
一番悩んだのが
このピストンブーツの入れ方です。
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矢印部分を |
まずは
ピストンブーツのみ
ハメてみました。
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黄色がピストンシールです。 |
この後
ピストンを入れようとしてみたけど…
玉砕…!
ブーツにピストンが
全然ハマりませんでした…。
いろいろ試して、悩んだ結果…
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こんな感じで、 |
ちなみに…
最初はラバー・グリスまみれの手でやってたんだけど
ブーツが滑りまくって
すぐにピストンから外れちゃって
メチャクチャ大変!
しかし…
一度手を洗って
油分を取ったら
これまたウソのように
簡単に出来ました…。
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コレがそうやってはめ込んだ状態。 |
おいらは
黄緑部分の溝には
ラバー・グリスをたっぷり塗りました。
サビを進行させる水分の入り道を
少しでも減らしたくて…。
その後
ピストンを押し込んでいくと
この溝部分にブーツがきれいにハマります。
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これは、 |
この段階では
手で引っ張るだけで
簡単にピストンは動きます。
次に
“シリンダースライドブッシュ”なるものを
セットします。
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黄色部分に |
ボルトがちゃんと入るかも |
で、下側部分は
こんな感じで2つに分かれてます。
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@が「ホールプラグ」、 |
こんな感じではめ込むだけ。 |
最後はブレーキホースをつないで
エア抜きを実施。
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いつものように一人でやりました。 |
今回、受けの部分には
インスタント・コーヒーの空き瓶を使ったんだけど、
適度な重さと深さでちょうどよかったです!
その後、
エンジンをかけて
ブレーキブースターを作動させ
ブレーキを何回か
思いっきり踏んだ後
ブレーキホース接続部の
オイル漏れを点検し終了です。
今回使った“シリンダー・キット”。
全部がゴム製品なので
値段も安く
左右分のセット販売。
定期的に
やってみてもいいかもですね。
ピストンがやられる前に…。
でないと、
今回みたいに
ピストンを新調するはめに…。