静岡県防災訓練@
(2011年8月)

 

 

 

 

 

ようやく参加出来ました…。

 

思えば、K牧場に初めて行ったときに
粉川さんに会い
 こういうものがあると聞いてて…。

 

いつも予定がつけられず
 かれこれ10年?かな?

 

 

この防災訓練は
防災担当者から
「レスキュー天竜」へ
指導依頼があって
粉川さんが
 訓練の指揮をとるもの。

 

おいら達は
その際、粉川さんの
 お手伝いをするワケです。
 (もちろん、手伝いになるかはとっても不安…!)

 

今回は
 川根本町での訓練。

 

実は同時進行で
 海側でもあったそうです。

 

 

現地7:00集合ということで
 到着してみると…

 

前日入りしての
 準備が出来上がっていました。

粉川号。

チェーンソー体験コーナー。

総合訓練用模擬家屋。

@

エンジンカッター

A

チェーンソー

B

エンジン掘削機

 などなど。

 

 

今回の訓練内容は
 下記の3種類。

@

道路啓開訓練

道路上に転倒した重量物(自動販売機約300kg、電信柱、ブロック塀)、
倒木等の撤去作業

A

救助資機材取扱訓練

チェーンソー、チルホール、エンジンカッター、エンジン掘削機の使用方法
コンパネ・石膏ボードの開口、畳の切断、床面の木材剥し

B

倒壊家屋救出救助訓練

倒壊家屋内の被災者の救助。各分団ごとに行い、15分以内の救助完了が条件。
今回訓練した工具を各分団ごとに考えての使用が可。
指揮方法、一連の流れ、作業者の安全確保が課題となる。

 

 

様子がわからないおいらは
レイコさんに聞いたりしながら
 ビクビクしてました。

 

こういうときは
 自分でやってみるに限ります。


まだ時間もあるので
 早速開始。

 

 

 まずはチルホール。

CCVのビデオで
見てはいましたが
 実際使うのは初めて。

 

といっても
 ただ漕ぐだけですが…。

 

 実際問題、

『どのようにセッティングして引っ張るか?』

 が本当はメインなんですよね。

 

 

で、やってみると
約300kgもある倒れた自動販売機が
 簡単に動きます。

『ほほ〜。』

 

せっかくだから
 アイにもやらせてあげました。

 

最初はこんな立ち位置で
 大変そうにやってるので…

 立ち位置を教えてあげました。

 

自分の力で
自動販売機が動いてるのは
 アイにもインパクトがあったようです。

 

シャフトを差し込む位置を変えるだけで
ワイヤーの動く方向が変わるので
 不思議な感じでした。

そんな気持ちを察するかのごとく
オオイシさんが

 「バラすと大変なことになるよ。」

 と言ってました。
笑 

 

 

 次は担架。

 

それを見ていた
 リョウスケ君。

「このベルト(長さ的に)、俺の体も固定できるのかな?」

 と一言。

「寝てみろ!やってみるから。」

 と、とってもうれしそうなガンちゃん。

 

無事に届きました。

腹部はかなり締め込まれてます。

ガンちゃん、持ち上げようとするも速攻断念。

 

 

そんな中
爆音と共に
結構な低空飛行で飛来した
 F4ファントム。

かなりクイックな動きで
 飛び去っていきました。

 

 状況確認の偵察??

 

F4が飛んでるのを見たのは初めてだったので
 とってもうれしかったおいらです。

 

 

 そんなまったりとした幕開け。
今回は、ここに写っている7名+1名が
 お手伝いでの参加です。
 (今回、嫁さんが撮影係でした。)

 

 

そんなとき
別な訓練に向かう途中
ナカムラさんが
 わざわざ寄ってくれました。

 

 

 

役場の担当と最終打ち合わせ中の粉川さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

開始時間となり
放送で
訓練の開始が伝えられました。

 

 

 

 

 

 

こちらは
畳の開口と
 床板剥しの体験コーナー。

 

 

 倒壊家屋の場合、
屋根を開口し
 屋内の状況を確認するそうです。

壁面を開けても
家具等があったりすることが多く
中に入るまでに時間がかかってしまうとのこと。
(せっかく開口したのに入れない、とか。)

 

1Fに埋もれている被災者を
救助するのに家具以外の障害は
 畳と床だそうです。

この部分を開口しないと
階下には行けないし
 救助出来ないとのこと。

 

 “身の回りにある道具を使う”、

ということで
包丁等を使って
 畳を切り抜くことを体験してもらうもの。
(大変さも含め。)

 

実際、か〜な〜り大変そうだったとのこと。

 

ちなみに
ナイフは気にならないけど
包丁は、刃が大き過ぎて
 かなりの恐怖を抱くおいらです…。

 

こちらはきれいに開口したもの。
ちなみに畳の種類は、
 “ポリスチレンフォームサンドウィッチ畳床”というタイプらしいです。

こちらは、“稲わら畳床”。
これはかなり大変だったらしく、
結局、人が通れるような穴は
 開けられなかったそうです。

 

 

知らなかったのですが
畳には
 下記の3種類があるそうです。

 

@

 稲わら畳床
 昔ながらの天然素材。
 ワラを
 何層にも重ね合わせたもの。

 

A

 ポリスチレンフォーム
   サンドウィッチ畳床

 乾燥した稲わらを上下に使い、
 中にポリスチレンフォーム、
 インシュレーションボードなどを
 挟み込んだ 三層形の畳床。

 

 

B

 建材畳床
 稲わらを一切使用しないで
 ポリスチレンフォームや
 細かいチップを圧縮した
 インシュレーションボード板を
 組み合わせ縫いこんだもの。

 

やる上では
構造を知っておく、というのは
 役に立ちます。

 

 色々考えるところがあったようで、
みんなで
 意見交換をしていました。

 

これらのことは
“体験した”から
 ならではのことですね。

 

 

こちらは、床に見立てた板をバールを使って剥すというもの。
こちらは、比較的簡単に剥していたとのことです。

 

 

ただ、実際の建屋内は
狭いことが予想され
『その中でバールをうまく使えるか?』
 とういのを考える必要があります。

 

 

 

こちらは
 重量物等の撤去コーナー。

 

 この自動販売機はチルホールで移動。
 ここでは見えませんが、電信柱もあり、
 そちらは滑車を3個使って、
 人力で移動させました。
 もちろん、倒木も移動します。

 

現状としては、

『こういう道具で重量物を動かすことが出来る』

 ことがわかったと思います。

 

でも、現実では
 コレにプラスして

 

@

アンカーをどうして(どこに)取るか。

A

撤去物にワイヤー等をどのように(外れないように)縛りつけるのか。

B

滑車を、どこに、何個使って力を最小限、効率的に使うのか。

C

安全の確保をした上での引っ張る方向をどうするか。

 

という“事前準備”が
いかに素早く
 正しく出来るかがポイントになります。

 

実際、おいらは
稀なウインチ使用時にも
ワイヤーワークで頭を悩ませてるんで
 大変さがわかります…。

 

 @はエンジンカッターで壁を解体中。
 Aはエンジン掘削機で壁を解体中。
 大きくて運べない壁を、人力で運べる大きさに解体し、道路からどかします。
 ただ、地面にベタづけだとうまくないので、
 粉川さんの足元にあるジャッキやバールを使って片側を上げたりします。

 ちなみに、このエンジンカッター、常に使ってないと、
 始動がかなり大変とのこと。(オオイシさん談)
 実際、訓練後、これらを撤去しに来た撤去業者が
 自分のエンジンカッターの始動にメチャクチャ苦労してたのを見ました…。

 

 

 このエンジン掘削機、メチャクチャ重いです。
 まあ、自重を使って砕くというのもあるから仕方ないけど、
 持ち運びがかなり大変です。

 また、始動、そして始動してからの運転調整も大変とのこと。(オオイシさん談)
 実は“そこ”が一番重要だったりします。
 結局動かなかったら、何の役にも立ちませんから…。

 

 

 

こちらは
チェーンソーの使い方を
 訓練するコーナー。

 

こちらは中学生。
腰が引けてるのを周りの子がチャカしてますが、
チェーンソーの回転を恐いと思うのは普通のこと。
チャカして終わるのではなく、
 自分の時に役立ててくれることを望みます。

こちらはかなり堂々としたものですね。

 

 

やっぱりこちらも
“始動させる”までが
 ひとつのカギになります…。

 

 

 

 

こちらは
家屋の壁面の開口を
 体験するコーナー。
 (大変さも含め。)

 

使う道具は

@

大ハンマー

A

大ハンマー(ゴム)

B

ツルハシ

C

バール

で、それぞれ好きな道具を使って
コンパネに人が通れる大きさの
開口をするというもの。

 

 

 

こちらの方はツルハシを使用。

こちらの方は大ハンマーを使用。

 

 

 上の様子を見てわかると思いますが、
穴は開くけど
人が通れるような穴を開けるのは
 至難の技でした。

 みんな、かなり苦労してました。

 

 

こちらは中学生。
Tシャツと大ハンマーの振り方から野球をやってる感じでした。
実際、かなりいいフリをしてましたが、
最初は骨組みの木の部分(青印)に当てた為、
キレイに弾かれてました。
結構自信があったようでしたが、
その分ショックなカオをしてました。

 

その後
骨に当てずに板を打つよう
アドバイスをもらい
穴を開けるようになりましたが
 数回で息が上がってました。

振ることに慣れているカレ(野球児と決めてますが。笑)でも
大ハンマーを振り続けるのは
 かなりの体力を消耗することがわかりました。

また、骨組みに当てると
割れもしない現実を
 知ることが出来ました。

 

コンパネ(9mm厚)でも
開口するのは
メチャクチャ大変だということが
  参加者にもよ〜くわかったようです。

 

実際には
“打ち破る”よりも
 “剥す”方が労力が少なく済むでしょう。

 もちろん、
“剥しても倒壊しない”という条件が
 大前提ですが…。

 ※

崩れている家屋では、
穴を開けるだけで
潰れてしまうケースがあるそうです。

 

 

 

こちらは石膏ボードへの開口。

 

こちらは
 見事に砕け散ってます。

主に内装の壁に使われてますが
 簡単に砕けます。

 

コンパネが破れなかったストレスが
 こちらで発散されていた感じでした。

 

 

 

 


以上の4ヶ所を
参加者を4つのグループに分け
ローテーションしながら
 全てを体験してもらいました。

 

 

全体を見ながら、指示をする粉川隊長。

 

 

次は
総合訓練です。

 

 次へ続く。

 

 

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